ちょっと展開が早いとの事なので、これからは出来るだけじっくりやる事にしますw
・・・・とはいえ、あまり変わっていないかもしれません。すみません
では、どうぞ。
ちょうど爆発が起こった辺りで、マキナとキメラは飛行を停止して戦っていた。
4、5メートルはあろうかという巨体が二体、空を覆い隠していた。
「キヒヒヒヒ・・・ツイニ陸地ニ着イチマッタナ。オ前ハ海上で沈メルツモリダッタガ・・・マァイイ。」
マキナが不気味な笑い声を発し、キメラに言った。
「ふん、貴様の攻撃があまりにも粗末だからだろう。私はちっともダメージを負ってないぞ?今だって、あれだけミサイルを飛ばして一発も当たってなかったじゃないか。貴様のそのレーダーはただの飾りか?」
と、キメラが挑発するような口調で言った。確かにマキナは10発もの小型ミサイルを飛ばしたが、キメラに全て避けられ、その内の数発が地面に落下し、爆発が起こった。
その影響で、着弾場所から半径20メートル位が、黒く焼け焦げ、建物のほとんどが燃え尽きた。
リョウタの家も、例外ではなかった。
「・・・何ダト?俺様ノ、コノ超高性能レーダーヲ馬鹿ニスルトハ・・・・オ前ハココデ撃破スル!」
「あれだけの事で逆上するとは・・・全く、餓鬼のようだな。やれるものならやってみろ。」
キメラが更に挑発し、マキナは完全に激怒した。
「コノ野郎・・・・俺様ヲココマデ怒ラセタ事ヲ後悔スルンダナ!!死ネ!!!」
そう言うと、マキナはエネルギーを溜め始めた。どうやら、主砲のビーム砲をぶち込むつもりらしい。
「ふ・・・当たるはずは無いと思うが、念のためだ。今のうちに破壊するとするか。」
キメラがそう言ったが、マキナには全く聞こえていない。エネルギーを溜めるので精一杯らしい。
キメラは、自慢の巨大な剣を正面に構えると、一気に加速し、マキナを両断した。
それにほとんど気付かないまま、真っ二つになったマキナは地面に落下した。
「・・・・・・!?クソッ!!クソォォォォォォ!!!」
再び二つの爆発が起こり、地上のものを巻き込んだ。
「やれやれ、最期までうるさい奴だ。・・・・ん?地上がやけに騒がしいな・・・。」
キメラが地上を見ると、数十人の人が集まり、抗議をしたり、石を投げつけたりしていた。
「・・・・無力な奴らめ。」
そう呟くと、大剣を地面に突き立てた。
途端に、人々は逃げ出した。
「こんな所、さっさと出るとするか・・・。」
キメラは剣を引き抜くと、翼を動かし、一気に飛び去った。
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