カズが射撃場に行くと、友達が数人居た。
「おっ、カズじゃん!こっちこっち。」
真っ先に気付いてくれたのは、同じクラスの西田泰広(通称、ヤス)。
モデルガンを多数持っていて、腕前もなかなかのものだ。
「あ、ホントだ。久しぶりー。」
ヤスの次に気付いたのは、隣のクラスの宮原悠太(通称、ユウタ)。
いつもはのんびり屋だが、一つの事に集中すると物凄い実力を見せる。
ユウタの的を見ると、見事に中心にヒットしていた。
「何だ、二人とも居たのか。ケンジは?」
カズがそう言った。
ケンジこと山内健治は、カズと同じクラスで、カズ、ヤス、ユウタ、ケンジの四人組でいつも行動している。
「ああ、アイツは家の用事とかで来れないってさ。それはともかく、カズ、どんな銃持って来た?」
ヤスが言った。
「どんな、って言っても・・・。この前学校で配られたやつだよ。」
「なーんだ。俺なんか、もう新しい銃、買っちゃったもんね。見よ、このサブマシンガンを!!」
そう言うと、ヤスは自慢げに、サブマシンガンを見せつけた。
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